PENTAX K-1
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PENTAX K-1 体感&トークライブ(東京会場初日)に行って来た
18:44:00PENTAX K-1 体感&トークライブ
3月12日(土)にベルサール新宿セントラルパークにて行われた、PENTAX K-1 体感&トークライブに行って発売前の新製品K-1を弄ってきました。ペンタックスリコーファミリークラブ会員なので、一般の方より30分早く入場できて、トータルすると結構長いことPENTAX K-1を使うことが出来ました。
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PENTAX K-1とは
リコーイメージング株式会社の新製品で、PENTAXブランドのデジタル一眼レフカメラでは初の135フォーマット(35ミリフルサイズ)を採用。お蔵入りした初代K-1から15年の月日を経て、やっと発売までこぎつけたカメラです。スペックよりも、使い勝手の体感がメインだったので、スペックについては本家サイトで確認下さい。
仕様 / PENTAX K-1 / デジタルカメラ / 製品 | RICOH IMAGING
リコー (2016-04-28)
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さて、体感&トークライブの会場へ
会場に入ってすぐは、写真家さんのK-1で撮影した写真のギャラリー、続いてグッズの販売、その先に体験会場と言った感じでした。ファームウェアがまだβ版(開発途中)なので、撮影データの持ち帰りは不可でしたので、展示品の画像のみです。
僕はCP+に行ってないのですが、展示されている物は同じなのかな?
まずはFALimitedレンズを付けたPENTAX K-1本体
PENTAXのボディは、他社と比べて随分小さいのですが、フルサイズ機のK-1も小さいです。右に見えているのが、ぐにゃぐにゃ動く変態モニターで、実際に使ってみると意外と使い勝手が良かったです。
今までだと、ライブ撮影で会場全体の様子を撮るとなると、右手だけ上にあげて勘だけで撮らざるを得なかったのです。(ライブビューでもモニターで確認できない)K-1の場合、モニターの角度をかなり微妙に変えられるので、ライブビューでピントの位置を確認しつつシャッターが切れるのでかなり便利でした。
会場で右手一本でそんなことしているのは僕だけでした…並んでいる時に、他の方の構え方を見ていましたが、変な構え方をしている人は皆無!昔から一眼レフカメラを触っていたんだなぁという感じがしました。
5軸5段のボディ内手ぶれ補正
PENTAXのデジタル一眼はセンサーを動かすことによって手ぶれ補正を行っているタイプです。K-1になりより進化して5軸5段分の手ぶれ補正効果を謳っています。
右手一本で撮影していても、ほとんどブレなく撮れたのは、5軸5段(実際は小数点以下切り捨てでもっと高性能みたいです)の手ぶれ補正のおかげかもしれません。これを見ると、センサーサイズの違いとか、シェイクリダクションで動かさなきゃいけないモノのデカさがわかりますね。
流石に3600万画素もあると手ぶれ補正なしだとかなり微ブレが目立つでしょう。オンとオフを並べて動かしているデモ機もあったのですが、写真を撮り忘れました。
測距点の増えたオートフォーカス
他社のデジタル一眼だと100を超える測距点を持つものもありますが(ミラーレスだともっと数が多い)、PENTAXは数を追わないというか追えないので少なめ。
NikonのD500がAPS-Cのセンサーサイズだとほぼ全面にある測距点というお化けスペックですが、K-1もAPS-Cクロップの場合だとほぼ全面をカバーしていることを確認できました。左右の端はラインセンサー(ちょっと性能が劣る)なのですが、試したところ特にピントが合わないとかということはなかったです。全部-3EVというほぼ真っ暗の状態でもピントを合わせることができる仕様なので、ライブ撮影では大活躍しそうですね。
視野率100%倍率0.7倍を実現したファインダー
APS-Cとフルサイズの一番の違いがファインダーを覗いた時の見え方です。センサーサイズが大きくなれば、ファインダーを覗いた時の見え方も大きくなるのですが…K-1の場合APS-Cに対して1.5倍の0.7倍ですから1.05倍に対してK-3Ⅱは1倍の0.95倍なので0.95倍。両方共視野率100%なのであまり変わらないかなぁという感じでした。
約1.1倍の大きさなので、見やすかったのは確かです。もうちょっと頑張って欲しかったけど、この部品は高いので30万円超えちゃいますね。
30万ショットまで耐えられるシャッターユニットとマグネシウムボディ
今まで使っていた感じだと、昔からこれくらい耐えられてたでしょ。経験からすると50万ショットぐらいまでイケるんじゃないかな。K一桁機のボディは引き続きマグネシウムのダイカストかな?
使い込んで塗装が禿げたところから見える金属がめっちゃかっこいいのです。
中身がみっしり詰まっているので、シャッター音はほぼしません。これもライブ撮影の時にとっても助かるのです。このあたりを売りにすれば、ハイパーハイアマチュアとかプロの方を味方につけられると思うのです。
ISO204800を実現した画像処理エンジン
センサーも大事なのですが、最近は画像処理エンジンによって色々左右される感じがしています。使ってみた感じではK-1の常用感度の上限はISO25600かISO51200のどちらかでしょう。何で1段も違うのよというのは、ISO25600なら背景も含めて十分、ISO51200ならメインの被写体に合わせればOK、背景の暗所はダメという感じだからです。担当の方も言っていましたが、低照度でも明るいところが適正露出になっていれば高感度でもノイズがほとんどのらないけど、背景の暗いところはどうやってもノイズがのるので判断は人次第とのこと。
今までSS1/200 F/3.2 ISO6400で頑張って撮っていたものが、SS1/400 F/4.0 ISO25600で余裕となるとかなり楽にライブ撮影が出来そうです。
この時点でだいぶ買う気まんまんになってきました。こりゃヤバイ!
一番の売りになりそうなスマートファンクション
フィルムからデジタルに変わって何が一番面倒なことになったのか(面倒だけどありがたい)というと、フィルムはISO感度の変更ができないけどデジタルは1枚1枚ISO感度の変更ができるということ。ハイグレードなカメラでもダイヤルの数はフィルム時代と変わらず2つをずっと続けているわけですが、デジタルの露出要素は3つあってISO感度のダイヤルが足らない状態が続いています。
スマートファンクションでは、まあそんな設定項目はいらないだろうというものも含めて、第三のダイヤルに設定を変える機能を割り当てられるのです。
TVモード、AVモードの時には露出補正を割り当てたり、Mモードの時はISOを割り当てたりすれば屋外での露出の変化への対応とか、1枚アンダー1枚適正露出1枚オーバーなんかも瞬時に対応できそうです。
これ、写真の撮り方がぐっと変わりそうで楽しみでなりません。
タッチアンドトライしたレンズと感想
一本目D FA★70-200mmF2.8ED DC AW3月18日発売のこれを一番楽しみにしていました。PENTAXはDA☆でこのレンジのレンズを発売することが出来ず、SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSMはディスコン、TAMRONの70-200mmは超音波モーター非搭載とレンズがない!
使ってみた感想は、写りはとっても良くAFは正確だが遅い
最初の設定AF-Sだとどうしようもなく遅かったので係の人に聞いてみると、AF-CかAF-Aなら速いですとのことで設定変更。確かに速いけど、SIGMA程ではないのでまだ買うのは見送ります。ただし、出てくる絵はスゲーです。
あと、重心の位置がいいのか重く感じません。
リコー (2016-03-18)
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二本目はHD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WR
TAMRONのOEMで値段は2倍かよとは言われていますが、前評判どおりのレンズでした。解像感もAFスピード・精度何も問題ありません。撮ってても楽しかった!
唯一の弱点は重さ!ちょっとお年を召した方とか女性の方だと厳しいかもしれません。僕も2時間半これをぶん回しながらの撮影はチョット無理かもと思うぐらい。ただ、標準域のレンズなので筋トレと慣れでイケるかな。
何が何でも単焦点!な方じゃなければこれ一本で十分でしょう。
ペンタックス (2015-09-25)
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三本目は僕のディズニシーでの常用レンズPENTAX-DA★ 300㎜ F4 ED [IF] SDM
ここからは別の受付場所に移ってDAとFAレンズのコーナー
解像番長は果たしてフルサイズに本当に対応しているのかどうかを見極めてきました。
デフォルトの設定ではDAレンズを付けるとAPS-Cと認識するので最初は焦りましたが、サブダイヤルを回したりすればFF(フルサイズ)で使うことが出来ます。ただ、FFとAPS-Cを一発で変更できるボタンがなく、瞬時に変えることが出来ないのでちょっと注文をつけてきました。
開放で撮ってみましたが、周辺部も問題無いでしょう。PCで表示してみないとわからない程度の周辺光量落ちはあるのでしょうが、補正も効くので僕的には問題なしです。
フルサイズ対応レンズがデカく重くなる一方なのでこのレンズは貴重ですよ。
若干値上がり傾向なので、早目にゲットしておくほうがいいかもです。
ペンタックス (2008-03-31)
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4本目はSIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM
これも、僕の常用レンズですがサードパーティ製なのでホントに大丈夫なのかを確かめてきました。
結論からすると問題なし!AFも早く精度もバッチリでした。壊れたら修理もきかないので大事に使っていこうと心に決めました。
5本目はsmc PENTAX FA 28-70mm F4.0
係の人も、まだ動くの持ってるんですか!と喜んでいましたが、かつてのちょっと贅沢なキットレンズです。写りは抜群、見た目はちょっと安っぽい、ボディ内モーター駆動でうるさく遅いという感じですが、K-1との相性は抜群!数十年前のおもちゃみたいなレンズでも使えてバッチリ写るのにはびっくりです。
ボディのモニターで見た限りは中心部は全く問題なしというより、DFA24-70mmと変わらないです。周辺部はよく見てみないと判断つかないですね。
晴れの日の昼間の風景撮りだったら、これ一本で十分なのでヤフオクとかで変な値段が付く前に落札しておくと幸せかも。
K-1の残念だったところ
ほとんどありませんが、褒め褒めだと何かあるんじゃないかと言われかねないのでバッテリーグリップにスマートファンクション機能がついていない
タッチアンドトライの最中はずっとMモードでスマートファンクションにISOを割当ていたのです。シャッタースピード・絞り・感度のデジタル一眼の肝設定を瞬時に変えられるのが、僕の撮り方では最高でした!
2周目の時にバッテリーグリップを付けてもらったのですが、これにダイヤルが2個しかないので、感度変更はいつも通りISOボタンを押して…なのです。
これ、横と縦で操作が違うので瞬時に反応できないこともありました。
ファインダーが期待していたほどでもない
上にも書きましたが、やっぱりねもっとデカイのを期待していただけに残念でした。
デフォルトのファインダー内表示の項目が多すぎるのもちょっと邪魔。設定でAFポイント以外全部消しちゃいました。
システム全体の値段が高い
これが一番かなぁ。本体が約25万円、レンズ1本が25万円×2ぐらいかかるのでそれこそ100万円ぐらい準備しておかないと1セット準備出来ません。
PENTAXの魅力の一つは安い!ということだったのにこれじゃちょっと気軽には買えないやという感じです。
僕の場合はフルサイズに対応したレンズは既に持っているのでボディの買い足しだけですが、ちょっとね高いわ。
ということで
タッチアンドトライはとっても満足して帰ってきました。トークライブ中は並んでいる人が少ないので、かなり狙い目です。3月13日(日)は東京で、それ以降も全国各地でやるので多くの人にさわってもらいたいですね。
PENTAX K-1 体感&トークライブ開催! | RICOH IMAGING
ちなみに、PENTAX K-1ですがかなりお気に入りになりました。買う気満々ですが、しがないサラリーマンにはそんなお金はないので、出資してくれる方募集中です。
それでは!
あ、最後にペンタックスリコーファミリークラブの方はこんな感じのおまけ付きです。
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